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日々、リフレーム 【おおつカウンセリングオフィス】

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馴染んだ環境に戻ってしまうのは?

身体的にも、精神的にも、感情的にも、スピリット的にも、
安心安全なところに自分を置くことから、
自分の変化や回復や成長が始まると
神経系の学びを通じて理解しました。

安心安全が人間の土台。
その土台がないと、
いくらその上に積み上げても、
砂の上に何かを積み上げるみたいに、
少しの外側の変化や刺激ですべてが崩れ落ちてしまう感覚に陥ります。
感覚だけでなく、生活環境も悪くなったり、
病気になりやすくなります。

人間は、
頭(脳)でいくらこっちの方が安心安全と理解していても、
身体に馴染んでいる今までと同じ危険なものに戻ります。
安心安全にチャレンジして、
そして、今までの馴染んだものに戻る。
これを振り子のように繰り返し繰り返しながら、
自分でも気づかないとてもゆっくりと少しずつ、
安心安全の世界へと自分を置くようになります。

馴染んだ環境に戻ってしまうのは?_a0399352_16584738.jpg

私は、もちろん、危険な環境に馴染んでます。(;^ω^)
今までは違和感を持たず、危険が当たり前という感覚を持っていました。

ブラック企業慣れ。
慣れたくはないのに、慣れていました。
上司の言うことは絶対、
理不尽なことも我慢する、
上司にたてつかない、
など
自分の中で当たり前になっていました。

でも、ある職場で、
ある分野のプロフェッショナルな人が入社されました。
経験も豊富で個人的に尊敬している方です。
その方が、入社してすぐに、
上司から突然怒鳴られました。

私はその人からその話を聞いた時、
「上司はもともとそういう人、仕事に慣れれば大丈夫。」くらいに思っていました。
「そういう上司もいるさ」くらいに、
「自分だったら、我慢するなぁ」くらいに。

その人は、その一言で、
身体に症状が出ました。
そして、すぐに退職の選択をしました。

私はまだ気がつきませんでした。
「ひと言怒鳴られただけで、体調崩すんだ!」と驚きました。
自分はどれだけ「怒鳴られ慣れ」をしていたのでしょうか。
そして、「怒鳴られたら仕事辞めていいんだ!」という
私にとってはビックリなことを学びました。

怒鳴られる=自分が失敗、悪いことしてる=我慢する
が、
私の馴染んだ感覚でした。

人が人を怒鳴る、これって暴力。
その人の健全な行動に驚きをもって、学びました。
自分の感覚のズレも痛感しました。
そして私は、この環境にいてはいけないと思い、退職しました。

馴染んだ感覚って、
もう神経系レベルで馴染んじゃってて、
頭では変だとわかっていても、
色んな理由、一見すると正当な理由をつけて、
馴染んでる方に留まってしまいます。

そのブラック企業でも、
陰で上司にひどい文句を言っていても、
なんだかんだ辞めていない人がたくさんいました。
馴染んでいる方に留まってしまうのです。

安心安全の方へ振り子を動かし、
そして、馴染んでいる方へ戻る。
たとえ馴染んでいる方に戻ったとしても、
自分を責めない。
そして、自分をあきらめない。
いつか、安心安全に私たちはいます。


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by otsucounseling | 2021-01-21 16:59 | ■共同(ぐどう) | Comments(0)
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