【注】性的なトラウマについての記事です。
30年以上前、
小学生の時、
固定電話に1本の電話がかかってきました。
家にはわたし一人。
電話に出ました。
突然、
性的な卑猥な言葉が電話口から聞こえました。
わたしは、受話器を持ちながらその場に固まり、
いつ電話を切ったか覚えていません。
電話を切った後、
すぐに母の職場に電話しました。
母からは、「なんでもないよ、大丈夫。」というようなことを言われた気がします。
それから、30年以上過ぎました。
あのいたずら電話のことはすっかり忘れていました。
性的虐待、性暴力の被害について、
心理を学ぶ中で、必ず学びます。
神経系の学びの中でも、
生理学的に身体にどんなダメージを受けるのかなど学びました。
そして、
トラウマから回復するための技法の練習をしました。
ふと、自分のいたずら電話の体験を思い出し、
練習の題材にしました。
ほぼ忘れていた、いたずら電話について、
こんなにも身体は、
ギューッと固まっていたことが、
はっきりと感じました。
受話器を持ちながら立ち尽くしていたとき、
下半身に血が通っていなかったようです。
練習を通じて、下半身の温かさが戻ってくるのを感じました。
あと数回セッションして、身体全体に刻まれているこのトラウマのダメージから
回復しようと思います。
ほんの数分のいたずら電話で、私の身体はしっかりトラウマになりました。
性的虐待、性暴力、
身体へのダメージ、こころのダメージ、
計り知れない大きなダメージです。
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